こんにちは、生活リポーターの雑学ラボです。
今日の現場は…台所とお風呂場!そう、「掃除界の二大スター」重曹とクエン酸の取材です。
「え、重曹ってお菓子作りのやつでしょ?」
「クエン酸ってレモンとか梅干しに入ってる酸っぱいやつ?」
そう思った方、実は半分正解。でも残りの半分は大きな誤解なんです。
この二つ、知っている人だけが得している万能お掃除アイテム。
今回は“実践編に入る前の基礎講座”として、記者目線で深掘りしていきます。

使いどころ
「重曹はアルカリ性、クエン酸は酸性。だから“落とせる汚れ”が真逆!」
これだけ覚えればOKです。
- 重曹(アルカリ) → 油汚れ・皮脂・焦げ付きに強い
- クエン酸(酸性) → 水アカ・尿石・石けんカスに強い
🧂 そもそも「重曹」って何者?
重曹の正体は 炭酸水素ナトリウム(NaHCO₃)。
中学校の理科で出てきた、あの化学式。
性質は 弱アルカリ性。これがミソで、刺激が少ないのに油や皮脂汚れを中和して落とす力を持っています。
グレードは3種類:
- 食用:ベーキングパウダーや料理用
- 医療用:胃薬や入浴剤に
- 工業用:掃除や消臭用
🔍 記者のひとこと
昔は胃薬として飲まれてたんですよ。僕も子どもの頃、母に「胃がムカムカしたら重曹水」って言われた記憶が…。掃除に使うのは、実は生活の知恵の延長なんです。
🍋 「クエン酸」って何者?
一方のクエン酸。これは レモンや梅干しの酸っぱさのもと。
性質は 酸性で、水道水のカルキやアンモニア臭と戦うのが得意。
食品添加物としても安全。スポーツドリンクの「疲労回復成分」としてもおなじみですよね。
🔍 記者のひとこと
江戸時代には酢や梅干しを「水アカ落とし」に使ってた記録も。現代のナチュラルクリーニング、実は江戸リバイバルかもしれません。
🏠 実際にどう使うの?
重曹の出番

- キッチンの油汚れ(換気扇・コンロ)
- 冷蔵庫や靴箱の消臭(粉を置くだけ)
- 茶渋落とし
- 排水口のぬめり取り
👉 ポイント:アルカリ性だから「油・皮脂・酸性臭」に強い!
クエン酸の出番

- 蛇口やシンクの水アカ
- トイレの尿石・アンモニア臭
- 洗濯機の石けんカス
- 加湿器のカルキ汚れ
👉 ポイント:酸性だから「水アカ・尿石・アンモニア」に効く!
コンビで使うと最強
- 排水口の「シュワシュワ」大掃除
- トイレの簡易洗浄
- 子どもの自由研究(泡の実験)
泡が出て楽しく掃除できる。これ、もはや掃除じゃなくてイベント。
🔬 なぜ掃除に使えるの?
- 重曹(アルカリ性)→ 酸性の汚れ(油・皮脂・汗・臭い)を中和
- クエン酸(酸性)→ アルカリ汚れ(水アカ・尿石・アンモニア)を溶かす
つまり、性質が真逆だからこそ 「使い分ける」ことで家中の汚れに対応できるんです。
🔍 記者のひとこと
「汚れは化学反応で落ちる」って聞くと、急に掃除が理科の実験みたいでワクワクしません?僕は初めて理解したとき、ちょっと感動しました。
🌍 安全性と環境メリット
市販洗剤は強力だけど、
- 匂いがキツい
- 子ども・ペットに不安
- 排水後の環境負荷
といった心配も。
一方、重曹・クエン酸は:
- 食品レベルの安全性
- コスパ良し
- 自然由来で環境にやさしい
つまり サステナブルな暮らしの味方なんです。
🧴 市販洗剤との違い(比較表)
項目 | 市販洗剤 | 重曹・クエン酸 |
---|---|---|
洗浄力 | 強力・即効性 | マイルド・安全 |
におい | 刺激臭あり | ほぼ無臭 |
コスト | 1本数百円〜 | まとめ買いで激安 |
環境負荷 | 残留が心配 | 自然分解されやすい |
👉 結論:“ガツンと落とす”は市販、“日常安心”は重曹&クエン酸。
🎁 掃除以外の意外な用途
- 重曹 → 入浴剤、冷蔵庫消臭、料理の下ごしらえ
- クエン酸 → ポット洗浄、リンス、飲料の酸味調整
🔍 記者のひとこと
「掃除で余ったらどうしよう…」って心配無用。むしろ余らない。生活のあちこちで大活躍します。
📜 歴史の小ネタ
- 古代エジプト:重曹でミイラ保存
- 18世紀:レモンからクエン酸抽出、「疲労回復の秘密」と話題に
- 江戸時代:梅干しや酢で水アカ落とし
「最新の掃除術」と思いきや、実は人類の知恵の積み重ねなんです。
✅ まとめ:まずは基礎を知ろう!

重曹とクエン酸は…
- 安全で
- 環境にやさしく
- 掃除から健康まで万能
“万能だけど万能感がない”のが逆に強みなんです。
市販洗剤と上手に使い分ければ、掃除がもっとシンプル&楽になるはず。
次回は「どの場所にどう使うのがベスト?」という 実践編 に潜入取材していきます!
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