インテリア配色は“3色+アクセント”で決まる|同系色・補色の超簡単ルール

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配色を先に決めるとオシャレに見える??

部屋をオシャレに見せたいと思ったとき、家具や雑貨を感覚で選んでいませんか?
でも実は「配色」を先に決めるだけで、賃貸のワンルームでも一気に“それっぽく”見えるんです。

日本の住まいは白い壁、木目の床、低めの天井、限られた採光という条件が多め。だからこそ、色の扱いを間違えるとすぐにごちゃついて見えてしまう。

この記事では初心者でも最短で真似できる配色ルールをお伝えします。
順番はシンプル。「3色ルール」→「同系色 or 補色」→「アクセント」で完成。

👉 行動チェック:家具や小物を買う前に、まず「部屋の配色ルール」を先に決めよう。


配色は“3色”でOK(70:20:10)

部屋の色は「70:20:10」の黄金比で構成すると整います。

割合役割主な対象例
70%ベース(壁・床・大きな家具)白壁・木床・大きなソファ
20%サブ(視線に入りやすい中面積)ラグ・カーテン・収納
10%アクセント(小物や差し色)クッション・花瓶・アート

色数の上限は最大3色が安全圏(白・グレー・黒など無彩色は1カウント)。

👉 行動チェック:自分の部屋を見渡して「70/20/10」の割合に当てはめてみよう。


色相環で“相性の良い色”が一目でわかる

  • 同系色(アナログカラー):隣り合う色。例:青+水色+青緑 → 統一感が出る。
  • 補色(コンプリメンタリー):正反対の色。例:青+オレンジ → コントラストで主役が作れる。
  • トライアド(三角関係):色相環で正三角形の位置。例:青+赤+黄 → ポップで元気。
  • スプリット補色(分裂補色):補色の両隣。例:青+黄橙+赤橙 → 補色より柔らかい。

👉 行動チェック:初心者はまず「同系色」か「補色」に絞ろう。


逆に“相性が悪い色”とは?

  • 中途半端な隣接:色相環で2〜3色離れていると“ぼやける”。(例:赤+黄緑 → 意図が見えにくい)
  • 高彩度を多色でバラバラ配置:視覚的に散らかる。
  • トーンが揃っていない組み合わせ:暗い青+鮮やか黄緑 → 色のパワー差が激しく不調和。

👉 行動チェック:「悪い配色」は“色相環で中途半端に離れている or 彩度差が大きすぎる”のどちらか。

同系色で“失敗しにくい統一感”を作る

どうして同系色はまとまって見えるの?

人の目は「色相が近いもの=一つのまとまり」と感じやすいからです。
ブルー系なら、水色〜ネイビーまでを“グラデーション”として扱えば自然に統一感が出ます。

色を増やしたい場合はこの同系色だけにしておくとごちゃごちゃせず統一感を出すことが出来ますよ。

トーン(明るさ・鮮やかさ)を揃えると上品に

淡い色同士ならナチュラル、濃い色同士ならシック。トーンを揃えるだけで“まとまり感”がぐっと上がります。

濃淡を使うと“単色でも奥行きが出る”

同じブルーでも、明るい水色・中間のブルー・濃いネイビーと濃淡を変えるだけで、立体感やリズムが生まれます。
インテリアでは「壁=明るい」「ソファ=中間」「クッション=濃い」と配置すると、色数は1色でも3段階の表情が出ます。

👉 行動チェック:まず1色を決めたら、その色の“明るい版/暗い版”を追加するイメージで揃えよう。

  • 同じ色を明るい・普通・濃いの3つで揃える
  • 「大きな面=薄く、小物=濃く」が基本ルール

補色で“少ない色でも映える”ポイントづくり

なぜ補色は小面積が正解?

補色=色相環で正反対の色(例:青とオレンジ)。視覚的なコントラストが強く、一気に“主役”を作れます。
ただし広い面積に使うと喧嘩してしまうので、アクセント10%に限定するのが鉄則です。

👉 行動チェック:補色を選んだら、“小物に1点”やポイントポイントで置いてみよう。


“色が多いのにオシャレ”に見えるのはなぜ?

  • 同系色の濃淡(トーン・オン・トーン)で実質1色扱いになる
  • 彩度を落として使えば、情報量が減って散らかって見えにくい
  • 同じ色を3か所に繰り返すと“リズム”が生まれる

下の事例は3色に収めていない。「同系色でまとめる」「グループ化して配置」「彩度を揃える」工夫でまとまりがあるように見える上級テクニック。
詳しい解説はこちら→[色が多くてもおしゃれに見える法則](準備中_(._.)_)

👉 行動チェック:多色に挑戦する時は「濃淡違い+繰り返し配置」で散らかり防止。


“色が少なくてもオシャレ”に見えるのはなぜ?

  • 背景を無彩色(白・グレー・ベージュ)で9割抑える
  • 残り1割にだけ高彩度の差し色を置く
  • 片割れの補色は低彩度にして主役だけ光らせる
  • 素材感でバランスをとる

”素材”についての記事は作成中です_(._.)_

👉 行動チェック:迷ったら「ベースを静かに→1点だけ強色」で確実にオシャレに。


部屋別・すぐ真似できる配色レシピ

リビング

  • ベース:白壁+木床
  • サブ:グレーソファ+ベージュラグ
  • アクセント:ネイビー or マスタードのクッション

寝室

  • ベース:白壁+生成り寝具
  • サブ:リネンのベージュカーテン
  • アクセント:モスグリーンのブランケット

ワークスペース

  • ベース:白壁+黒デスク(黒は線扱い)
  • サブ:グレーチェア
  • アクセント:ブルー系のデスク小物

👉 行動チェック:自分の部屋に当てはめて「ベース・サブ・アクセント」を紙に書き出してみよう。


照明の上手な使い方の記事も作成中です_(._.)_

失敗しない買い物チェックリスト

  • 3色を超えていないか?
  • トーンは揃っているか?
  • アクセントは10%以内か?
  • 同じ色を3点以上で繰り返しているか?

淡色の中に濃色が入ると目立たせる効果がある。
主役として存在感を出したいものに使えるテクニック。

👉 行動チェック:買う前にスマホで部屋を撮影→モノクロ化して、主役色が残るか確認。


図表まとめ

70:20:10早見表

ベース70サブ20アクセント10
白壁・木床ソファ・ラグクッション・アート

同系色と補色の使い分け

種類狙い面積注意点
同系色統一感大〜中地味に見えすぎ注意
補色主役づくり小(10%以内)広範囲は喧嘩する

トーン合わせ指針

トーン印象適した場面
低〜中彩度落ち着き・大人っぽいリビング・寝室
高彩度明るく元気子ども部屋・ワーク

まとめ

  • 配色は70:20:10が鉄板
  • 同系色で安全に、補色で主役を作る
  • 色数の目安は3色以内+繰り返し配置

まずは小物1つでOK。クッションやラグから始めて、徐々に配色を整えていきましょう。

👉 次は素材編へ:「素材を“色”としてコントロールする方法はこちら」

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