導入:「無意識で使っちゃう二重敬語」
ビジネスメールや会議中に、こんなフレーズ聞いたことありませんか?
- 「おっしゃられることには…」
- 「ご覧になられましたか?」
- 「ご指摘くださいます」
…あれ?なんか変?と思ったあなた、鋭いです。
実はこれ、「二重敬語」と呼ばれる表現。文法的には間違いなんですが、私たちは無意識にけっこう使っています。
でも安心してください。
これは “誰もが一度はハマる敬語の罠”。
この記事では会話例、クイズ、そして心理学的な視点を交えて、楽しく解説していきます。
しかも最後には「ネタとして使う裏ワザ」まで!
さあ、一緒に“敬語の迷宮”を探検しましょう。
二重敬語ってそもそも何?
会話例:
「昨日、取引先に『お越しになられますか』って言われたんだけど…」
👉 正しくは「お越しになりますか」
二重敬語とは、尊敬語や謙譲語にさらに敬語を重ねちゃった状態。
「おっしゃる(尊敬語)」+「られる」=「おっしゃられる」
日常会話だと違和感なく通じるんですが、ビジネス文書やメールだと「あれ、この人…」と思われることも。
ここで大事なのは「相手への敬意」だけでなく、自分の信用や評価に直結するということ。
特にビジネスの場では“言葉の精度=あなたの信頼性”なんです。
二重敬語あるある7選
NGから学ぶワースト7
- おっしゃられる → ✅ おっしゃる
- ご覧になられます → ✅ ご覧になります
- お聞きになられます → ✅ お聞きになります
- ご指摘くださいます → ✅ ご指摘ください / ご指摘いただきます
- お召し上がられます → ✅ お召し上がりになります
- お越しになられます → ✅ お越しになります
- ご覧いただかれます → ✅ ご覧いただきます
💡 CEO目線で言うと、プレゼンで「ご覧いただかれます」と言った瞬間、相手は内容じゃなく“言葉の違和感”に意識を持っていかれる。
つまり 売れるチャンスを逃す。言葉は信頼のインフラです。
二重敬語チェッククイズ
あなたも試してみましょう!
Q1: 「先生がおっしゃられることには…」
Q2: 「資料をご覧になられましたか?」
Q3: 「ご指摘くださいますか?」
👉 全部NG。
「尊敬語+られる」「謙譲語+られる」が入ってたら要注意。
ビジネスメールでの応用
NG例:
「お世話になっております。先日お送りいただかれました資料、拝見いたしました。」
OK例:
「お世話になっております。先日お送りいただきました資料、拝見いたしました。」
「いただく」だけで十分に謙譲。そこに「〜かれる」を付けちゃうと過剰。
つまり “敬意の過剰投資”。投資と同じで、無駄は避けたいですよね。
日常会話でのユーモア活用
実は二重敬語、ネタとしても使えます。
例:「今日、お天気が良すぎられますね!」
友達同士なら「何それ(笑)」と場が和む。
心理学的にいうと、人は予想外の言葉に出会うと笑いが生まれるんです。
- 「おかしいけど意味は分かる」→ 脳がクスッと反応
- つまり、二重敬語=小ネタにもなるスパイス
まとめ:会話も文章もバランスが大事
- 日常会話:ちょっとの二重敬語はOK。むしろ温かみが出ることも
- 文章・ビジネス:正しく使うのがマスト。信用に直結
- 覚え方:「尊敬語+られる」「謙譲語+られる」は要チェック
- ユーモア:友達同士ならネタにして楽しむ
💡 結論:敬語は「相手のため」だけじゃなく、「自分のブランド価値」のため。
上司も新入社員も関係なく、言葉の使い方ひとつで人からの評価は変わります。
📝 最後に
私自身も昔、「ご覧になられますか?」を連発して、先輩に笑顔で直されたことがあります。
恥ずかしいけど、その経験が今ではいいネタに。
敬語って、ただの言葉じゃなく 人間関係と信頼をつなぐツール。
ぜひ今日から、「られる」の使いすぎに気をつけてみてください。
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